事故事例をもとに、その対策をご紹介します。

作業環境改善

作業環境改善について

作業環境改善には、作業者を危険から守る安全性の確保や、作業中の疲労軽減、業務の効率化などがあげられます。
作業環境を改善することにより作業者の方々の生産性向上や労働災害の予防に繋がり、企業と従業員の双方に良い効果があります。
作業環境を改善する際には、安全保護具や疲労軽減のためのマットなどが導入しやすく、改善が行いやすいのでおすすめです。

発生事例①長時間の立ち作業による疲労で、
転倒事故が発生した

高齢の従業員が生産ラインで作業中に身体のバランスを崩し、転倒し骨折、長期の休業を余儀なくされた。従業員は長時間の立ち作業によって脚の筋肉が疲労し、転倒しそうになっても耐えることができなくなっていた。

対 策適度な弾力性のある疲労軽減マットを使用する

立ち作業の疲労軽減には、適度な休憩とストレッチが効果的です。また足元に敷く疲労軽減マットも有効です。適度な弾力性のあるマットは床からの反発を軽減させ、脚や腰などへの負担を減らします。また疲労の軽減によって集中力が持続し、業務上のミスや転倒などの労災予防にもつながります。

発生事例①冷え防止の目的で足元に敷いた段ボールから、虫が発生した

冬の冷たいコンクリートの上での立ち作業中、足元からの冷えに耐えられず段ボールを敷いたところ、段ボールに虫が発生した。食品関係の業務だったため、作業場全体の消毒が必要になった。
衛生面の問題に加え、段ボールは燃えやすく火災発生時に被害を広げる可能性もあるため、安全管理担当者から使用を禁止された。

対 策疲労軽減マットで、足元からの冷えを防止する

身体が冷えると血流が悪化し、身体全体に酸素や栄養が届きにくくなるため疲れを感じやすくなります。特に、熱の発生源である筋肉が少ない高齢者や女性は成人男性に比べて身体が冷えやすいです。
疲労軽減マットは床からの冷気を遮断する効果がありますので、冬の寒さ対策に最適です。