事故事例をもとに、その対策をご紹介します。

季節対策

季節ごとの準備について

気温や湿度、天候など季節の変化によって引き起こされる自然災害・労働災害があります。
夏には豪雨や台風による雨水の浸入、冬には静電気による火災発生、ウイルスの蔓延など企業はさまざまな脅威に晒されています。
災害が発生した際にどのようなリスクがあるかを事前に把握し、被害を出さない、または最小限に抑える適切な対策を講じることで、事業活動の安定化に繋げましょう。

発生事例①台風の雨水がシャッター下から浸入し、製品が水浸しになった

物流倉庫にて、台風時に雨水が大量にシャッターのすき間から浸入し、床面に直置きしていた製品や備品が水浸しになってしまった。その際、シャッターは閉じていたが、雨水はシャッター下のすき間から浸入していた。
また、雨水と一緒に屋外の汚れも浸入しており、床面が汚れ、不衛生になってしまったので、フロア全体を洗浄することになった。

対 策吸水材で、シャッターのすき間からの雨水浸入対策を行う

シャッターを完全に閉じていても、シャッター下にはわずかにすき間ができ、雨水などが屋内に浸入してしまう場合があります。
雨水の浸入対策には、シャッター下のすき間をふさぐように吸水材を設置する方法が有効です。
雨量に応じて、吸水量の多い吸水材に変更したり、土のうを設置し雨水をせき止めるなど、急な豪雨にも対応できるよう事前に準備すると良いでしょう。

発生事例①消毒液を入れたトレーで滑り、転倒した

季節性の食中毒・ウィルス感染予防の対策導入として、消毒液の入ったトレーで靴底を消毒していた。
トレーの外にはタオルを敷き、濡れた長靴を拭き取るようにしていたが、トレーから出るために足を上げた際に滑って転倒し、打撲する怪我を負ってしまった。怪我が発生したが中止することはできず、消毒トレーをそのまま使用した。

対 策不安定な体勢にならない、消毒トレーを使用する

靴底消毒として、消毒液をトレーやバットに入れ使用する現場が多くあります。靴底消毒には有効ですが、消毒液に足を滑らせる転倒事故が多く発生しています。
靴底消毒には深さのあるトレーではなく、浅めで足を上げ過ぎなくても消毒ができるトレーを使用し、消毒後は靴底の水分を取る足拭きマットを併用し、転倒リスクを軽減するようにしましょう。