乾燥する季節、ドアノブに触れたり、人と手が触れあっただけでも「バチッ」と感じる嫌な静電気。痛いだけではなく、この静電気は火災や爆発を招くことがある恐ろしい存在です。
静電気とは、摩擦によって固体がマイナス(-)もしくはプラス(+)に帯電している、アンバランスな状態(帯電現象)をいいます。そして帯電している物質が中性になろうとするために起こる電子(-)の移動が「放電現象」です。帯電している状態は危険ではありませんが、この電子の移動の瞬間が危ないのです。
【帯電列】
放電の際、電気を通しやすいものでは一度に電荷が移動するため、電流が大きくなり、強い音を伴って火花を発します。空気の乾燥している時期に、ドアノブを触るとバチっとくる。これが、「火花放電」と呼ばれているものです。大規模なものでは雷があります。逆に、木材を触ってもバチッとくることがないのは、電気を通しにくい性質があるからです。
ずばり、可燃性溶剤のあるところ、引火性溶剤が充満しやすい場所です。
工場では、印刷・ペイント工程や塗装ブースなどの現場は一番注意が必要です。これらの現場で使用されるインク剤やシンナーは揮発しやすく、かつ燃焼しやすい特徴を持っています。タバコやライターが厳禁であることはもちろん、静電気の小さな火種が大災害につながるこれらの場所では、最大限の注意が払われなければなりません。
また、家電製品に使われる半導体チップなどは、静電気の火花放電だけで壊れてしまう可能性があるので、精密機器の製造・組立・梱包を行う現場では対策が行われることが一般的です。
【火花放電を防止する基本】
① 接地(アース)して地面に電流を逃がす
導電体(鉄、銅、アルミ)にのみ行います。絶縁物(プラスチック系、ゴムなど)はアースしても意味がありません。
② 電位差を作らないために、物体同士をつなぐ
③ 導電服、導電靴を着用する
例えば、キャビネットがアースされていても、靴底が絶縁体であれば、放電は起こりえます。大切なのは、双方が帯電しない状態を作ることです。
④ 湿度を上げる
静電気に大敵なのは乾燥です。室内の湿度を上げることも非常に有効です。
このように、静電気対策で重要なことは、現場をトータルに考えることです。マットにアース接続をしても、導電靴を履かないと体に電気が溜まり、意味がないのです。静電気対策のポイントをしっかり押さえ、効果のある対策を行いましょう。
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